京都・漢方専門クリニック 

【健康保険適応】 

 診察予約 075−352−3737


当院は中医学を専門とする日本人の漢方専門医が保険診療を行っています。

胃もたれ

慢性胃炎などによる胃もたれの漢方治療について説明します。

A306_101.jpg 胃の働きは受納(食物を受け入れる)と腐熟(初期消化して粥状にする)ですが、この働きは脾腎の陽気によって支えられています。普段から冷たいものを飲み過ぎたり、生ものを食べ過ぎたりしている患者さんでは、陽気が衰えて胃の動きが悪くなって胃もたれを起こします。

 附子理中湯のような漢方薬で脾腎の陽気を高め、胃を温めて受納と腐熟の機能を回復させます。上述の胃痛の項目でも述べたような傷食によって生じた食積でも胃もたれがおこります。また、水分の摂り過ぎは脾胃に湿気を停滞させて胃もたれをおこします。保和丸で食積を除いたり、平胃散で脾胃の寒湿を除いて治療します。