京都・漢方専門クリニック 

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当院は中医学を専門とする日本人の漢方専門医が保険診療を行っています。

過敏性腸症候群

 過敏性腸症候群は腹痛に続いて下痢を繰り返す病気で、しばしば精神的緊張が誘因になります。下痢をした後は痛みが治まるのですが、症状が繰り返し起こるので困ってしまうのです。西洋医学のお薬で腸の働きを調整するものがありますが、効果は人さまざまです。

 中医学の観点からすると、大腸や小腸の気機(気の昇降出入の動き)の失調です。多くの場合背景に脾気虚や肝気鬱結があります。気の流れが順調になると、腸の動きも安定します。脾気虚が主体であれば小建中湯や桂枝加芍薬湯などの漢方薬で、肝気鬱結が主体であれば痛瀉要方や逍遥散などの漢方薬を中心に治療を行います。